田島の歌詞世界

コメントにしようと思ったが、トラックバックにした。

http://d.hatena.ne.jp/originalovebeer/20041105 へのアンサー日記。

そういった「聴き流せないメッセージ」みたいなものが、過去の作品では出せていなかったのだと思う。*2

このrararapocariさんの指摘はなるほどと思った。ラスト2曲だけがなんだか世界が違うのは、この「メッセージ性」(もちろん社会的なものは一切ない)の強さなのかもしれない。

「歌詞を書くのは曲作り以上にきつい」と公言してはばからない田島が、歌詞にこだわるようになったのはいつごろだろう?*1 『L』のときにはもう明確に拘っていたのは覚えている。歌詞の世界が変わったのは、「朝日のあたる道」くらいからだろうか。『EYES』のころから社会性を意識しだしたり。レッド・カーテンのころはまだ英語で歌っていて、「リアリティ」を追求しようと日本語の曲も書くようになっていったのだっけ(当時のインタヴューによる)。

オリジナル・ラヴの音楽は、楽曲やヴォーカルばかりに目が奪われて(当然といえば当然だが)、歌詞に関してトータルな分析を見たことがない。過去インタヴューはだいぶ溜め込んでいるから、それを足がかりにしていつの日かまとめてみたい。ネックは時間よりも、自分の文学センスだけれども…。

*1:同じように歌詞を書くのが苦手な小山田圭吾はついに歌世界を追い出しかけている。