50音順で選ぶ名盤45選
昨日の「50音順」に「はてなダイアリーが選ぶ名盤百選」を合わせネタとして発展させてみました。
好きなアルバムを一度に大量に語れるのは幸せ。
思ったよりもうまく集まったものだけど、どうしても3つだけありませんでした。
これ見て、コンプリートを達成できる方がいたら、ぜひトラックバックを。
- ルール
- 1ミュージシャンにつき1枚。(大原則)
- タイトルに原題を使うか邦題を使うかは自由。(これがないと辛い)
- コメントはシンプルに。
- 「名盤」の定義はキーワードに従う。
- 「THE」の使い方は自由。
- あ…『...AND JUSTICE FOR ALL』METALLICA
- 1曲どころか1音でさえ無駄のない、METALLICAの金字塔。
- い…『いとしのレイラ』DEREK AND THE DOMINOS
- タイトル曲にたどりつくまでの12曲からして泣ける。夏に必ず聴く1枚。
- う…『宇宙 日本 世田谷』フィッシュマンズ
- 前作の宇宙観が完璧に完成された!と喜んだのもつかの間…。でも音楽は生きている。
- え…『L』オリジナル・ラヴ
- 空虚な時代の閉塞感を表したような傑作。このアルバムがなければ音楽を聴くのを止めていた、個人的に恩のある一枚。
- お…『Operation: Mindcrime』QUEENSRYCHE
- コンセプトアルバムの最高傑作といえば、『Sgt....』ではなくてこれだろう。
- か…『カメラ・トーク』フリッパーズ・ギター
- ポップスと若気の至りの幸福な融合。彼らの3枚のアルバムではこれが一番ヴァランスが良くて好き。
- き…『キー・オブ・ライフ』STEVIE WONDER
- 単に2枚組のヴォリュームがあるから、というだけではなく、そのすべての曲が美しい。奇跡だ。
- く…『CRANK』THE ALMIGHTY
- 1曲目からラストまで男気だけで押し切る1枚。時代に後れてしまった作品。
- け…『結晶』オリジナル・ラヴ
- 人生を変えた1枚(なので大原則を崩すのはカンベン)。オリジナル・ラヴの通史から見れば、実は異端的な作品。
- こ…『ゴールドベルク変奏曲』J.S.バッハ/グレン・グールド(Pf.)1981年盤
- 人類の至宝の1枚。1955年盤の溌剌な演奏も好きなのだが、含蓄はこちらのが上か。
- さ…『The Southern Harmony and Musical Companion』The Black Crowes
- 1曲目をスタートさせると、最後まで止めることができない。上の「人生を変えた1枚」よりも、その年(1992年)最も聴きこんだ1枚。
- し…『ジェットジェネレーション』ギターウルフ
- 「ロックンロールとは何か?」の回答のひとつ。タイトルだけでやられてしまう。4649。
- す…『3+3』The Isley Brothers
- 「That Lady」からはじまり、ラスト前に「Summer Breeze」。これがベスト盤なんかでないことに不思議さを覚える。
- せ…『聖なる館』LED ZEPPELIN
- ツェッペリンの大きな魅力が実はポップさにあると思っている自分が一番好きなアルバム。『IV』のように聴いてて疲れないし、『プレゼンス』のように求道めいてもいない。
- そ…『空の飛び方』スピッツ
- 最初から最後まで、マサムネのメロディセンスとロックスピリットが炸裂。
- た…『ダウン・オン・ジ・アップサイド」』Soundgarden
- ちょっと聴きには地味なのだが、聴くほどに効いてくる。グランジを遥かに通り越した大傑作。解散するのも無理はない。
- ち…『チープ・スリル』BIG BROTHER & HOLDING COMPANY
- ジャニス・ジョプリンの衝撃。後追いしてもしっかりと共感できてしまう。
- つ…(欠番)
- て…『Ten』PEARL JAM
- と…『The Doors』THE DOORS
- ドアーズは後期のが好きなんだが、アルバムとしてはやはりこれだ。あらゆる「デビュー盤」の中でもとくに重要な1枚。
- な…『ナポレオンフィッシュと泳ぐ日』佐野元春
- 日本のロックにも"かっこいい"のがあるとはじめて知った1枚。ジャケットとあいまって少し荘厳さも感じさせる。
- に…『new world order』CURTIS MAYFIELD
- カーティス奇跡の復活作。優しく包みこんでくれるような作品。
- ぬ…(欠番)
- ね…『Nevermind』NIRVANA
- ここはピストルズの『...the Bollocks』でもよかったのだが、同じコメントとなる。結局、ポップセンスのよい物が歴史を変え、そして残っている。
- の…『ノー・クォーター(UNLEDDED)』JIMMY PAGE & ROBERT PLANT
- ZEPから離れて聴けば、彼ら(というかプラント)のやりたかった一面が見える佳作。
- は…『THE BAND OF 20TH CENTURY:Sony Music Years 1986-1990』ピチカート・ファイヴ
- 2枚目のライヴ盤は今世紀最大の事件。田島好きならいいから聴け。1枚目の選曲も前の『Antique 96』よりもグッとよくなっている。
- ひ…『BGM』YMO
- 実験実験言われてたようだが、今聞くと「単なるポップス」でしかない。そこが好き。
- ふ…『Black Angels』KRONOS QUARTET
- まるでコンセプトアルバムのような作品集。「現代音楽」の面白さを知るには最適な1枚かも。
- へ…『ベートーヴェン/交響曲第9番』W.フルトヴェングラー指揮/バイロイト祝祭管弦楽団ほか
- 録音技術はこの1枚のために。人間が神の領域に片足を突っ込んだ様子を捉えた、いうなれば「ドキュメント」的な録音。
- ほ…『point』コーネリアス
- 一つの曲のようにスムーズに流れサル一枚。大人の小山田の傑作。
- ま…『マーラー:交響曲「大地の歌」』B.ワルター指揮/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1952年録音)
- この中でどれか1枚と言われたらこれかも。ただし、生きる気力をなくしそうなので、無人島へ持っていく気はない。
- み…『ミサ曲』レナード・バーンスタイン作曲・指揮
- む…『ムーンダンス』VAN MORRISON
- め…『メインストリートのならず者』THE ROLLING STONES
- このころのストーンズはすべてが傑作なのだが、これはCD時代を先取りしていたかのような作品。2枚組なのに聞き飽きない。
- も…『モア・キック』INXS
- ロックだがダンスな名盤『KICK』のリミックス込再発盤。リミックスの質も高い。
- や…(欠番)
- ゆ…『Use Your Illusion I』Guns N' Roses
- アクセルの怒りの「赤」を象徴した1枚。同時発売の『II』より断然こっちが好き。デビュー盤に匹敵する名盤だと思う。
- よ…『Joshua Tree』U2
- 好きな曲なら他のアルバムに一杯あるのだが、どれか1枚ならやはりこれだ。でも考えてみたらこれも、U2としては異色作かもしれない。
- ら…『LIFE』小沢健二
- 小沢健二の異色作。だけどやっぱり大好きだ。
- り…『リプルニッシュ』REEF
- 英国版The Black Crowes。しかしグランジを通過したこのグルーヴ感は、別種の素晴らしさがある。
- る…『Roots』SEPULTURA
- ブラジル音楽とメタルの融合。なんでも融合すりゃいいってもんじゃないのだが、これにはグウの音も出ない。
- れ…『レッド』KING CRIMSON
- ヘヴィ、ポップ、メロウ、あらゆる要素がこの1枚に。
- ろ…『浪漫の騎士』RETURN TO FOREVER
- エレクトリックとアコースティックの絶妙のヴァランス。
- わ…『What's Going On』MARVIN GAYE
- 「Mercy Mercy Me」の繋がりがわかったとき、それまで単調に思えていたこのアルバムの本当の美しさに気づいた。録音芸術のひとつ。