アルバム予想(雑感)
- 『踊る太陽』の発展形という直感は、いまのところ正しそう。
『ムーンストーン』にはじまる「和風」のテイストが、このアルバムで結実しそうな予感。
- オリジナル・ラヴは過去の偉大な音楽のサウンドをうまく剽窃・消化してきた。「オリジナル」な音楽へのオマージュをするバンドが、かつてのオリジナル・ラヴ。今のオリジナル・ラヴは田島貴男個人でしかできないオリジナルの音楽(曲・歌)を演奏するようになっている。スタイル(「〜っぽい」曲を作る)よりも、曲自体のクォリティが田島の興味の中心。
- 最近田島が「曲の書き方がわかってきた」と言うのは、そういう類のことなのではないか?
- それがいつ始まったのかといえば、一人になった『DESIRE』からだと思う。このアルバムでいったいなにが「欲望」*1だったのかといえば、自分のオリジナルを探すその欲求だったのではないかといまさらながらに思う。
- 現時点でアルバムのラインナップを考えると、『DESIRE』のワールドミュージック歌謡曲を思い出したりもする。ただ、『DESIRE』が次に何をするかを探す模索の「第1歩」だったのに比べて、今回は3枚分の試行錯誤の結論にもあたるわけなので、もっと着地点はいいのではないだろうか。
- とはいっても、今回のアルバムでもやはり「ブギー」が目立つことになりそうなのだが。