序

酒を断とうとしている。お金が必要なのだ*1。日々の生活を振り返るに、最大の元凶は酒。酒さえ飲まなければ無用な出費は防げる。体調も良くなる。まさにいいことづくしではないか。

と先月、ふと決心して実際にやってみた。酒を飲まなかった日は計5日。実際にやってみるとこれが実に難しかった。自分の日常が、こんなに酒の誘惑で満ち溢れているとは思わなかった。もちろん、いわゆる「アル中」の禁断症状があるのではない。酒を飲むまいと決めるほどに、必ず酒を「飲みたくなる」理由が、向こうから自然にやってくるのだ。
まぁ、そういう理由付けをして呑んでしまうあたりが、すでに「アル中」の第一歩なのだが、そんな深刻なことはここでは措いておこう。その「つい呑んでしまう理由」というのが、単純に自分でおかしかったのだ。だからそれを、日記化してしまおうという次第。
タイトルはもちろん「断腸亭日乗」から。実は、まずタイトルありきの企画なんですがね。

ルールは2つ。

  1. 平日は呑まない。呑むのは休前日および休日。
  2. ただし平日でも誘われた酒は無理に断らない。

*1:ベルギー。