『考える人』読了。

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面白かった。約1ヶ月は、自分にとっては早い方だ*1

次に読む本でまた悩んだ。池田晶子の本はあとは単行本ばかり。家では読まないからコートのポケットに入る本が望ましいので、それだけの理由でパス。

『考える人』を読んでカントに興味を持った。それで『カント入門 (ちくま新書)』を買おうかと思ったのだが、結局こちらにした。

哲学の道場 (ちくま新書)

哲学の道場 (ちくま新書)

というのも、カントに「興味」を持ったものの、やっぱりまだ個々の哲学者についての思想を追う気分にはなれなかったからだ。
それよりも、「このままこういう本を読んでどうするの?」という気分に決着を付けたかった。いや、ひとつの区切りを見つけてみたいというのか、そんな気分。哲学が「役に立つ」なんて思うほどさすがに純情じゃない。でもこの衝動はいったいなんなのだろう?という素朴な疑問はある。

*1:遅読家です。