酒:サッポロラガー
理由:早上がり。ラーメン屋で。

自分はラーメンで「うまい!」と思う経験が少ない*1。そんな中でも、博多ラーメンは「うまい!」と思うことが多い。お店云々じゃなくて、博多ラーメンというジャンルが好きなようだ。

1杯目は適当にすする。麺が半分くらいになったら替玉オーダー。しかも一番堅く茹でてもらう(「粉落とし」とか「ハリガネ」とかいうアレ)。博多ラーメンはこの替玉からがうまいと思っている。そして玉を食べたあとのスープに、取り放題の具をドバーっと入れて食べる。このひつまぶしのようなやり方で3倍楽しめるのが博多ラーメンの醍醐味だと思っている。

博多の細い麺にとってみたら、1杯目は本当にオマケ。いくら堅めに茹でてもらっても、運んでくる時点でわずかながら伸びてしまっているのだ。だから替玉は絶対に欠かせない。「博多ラーメンに大盛はないから替玉を…」なんて当のお店にも言い訳がましく書かれているが、そうじゃない、あのポキポキとした麺の堅さを楽しむために替玉というシステムができたのだと思う*2。その替玉を中心として、飲み飽きないアッサリとしたとんこつスープも必然性が生まれ、具を別に取り放題にしているのもアッサリ味を無駄に濃くしないためのシステムなのだと思う。

…って、誰に聞くともなく自分勝手に思っているんだけど、本場の博多の人からしてみたら、実際のところどうなんでしょう?(発祥についてはまったく調べたことがありません)

*1:ラーメンはもうデフォルトが「おいしい」のであって、それを超えて「うまい!」と膝を叩きたくなるようなものが少ないのだ。

*2:こう書くとまるで堅麺好きのようだが、あんかけ焼きそばは柔らかいのが好き。ごはんも柔らか派。