日本のインディーズ特集

今月の『CDJ』では、「J-Indies ROCK PLANET」と題した日本のインディーズ特集をやっていた。そういえば、自分がオリジナル・ラヴを知ったのも、'92年の『FMfan』で同じような特集(そちらは「日本のロック特集」だったが)をやっていたことだったっけ。もしかして同じような運命的な出会いがあるかも!?と期待に胸をときめかせつつ、ナップでさんざん落としてみた。

GHEEEGHEEE

GHEEE

GHEEE 『Reconquista』

Reconquista(初回限定盤)(DVD付)
プレイグスZEPPET STORE(解散していたことこれで知った)の人たちが組んだバンド。酸いも甘いも知った大人がやっているロック(AOR的なのではない)。安心して聞ける反面、無難な感じもあるのが惜しい。どうしても、日本語でやったらどうなるのかな?と思ってしまう。

8Otto 『Real』

Real
「オットー」と読むらしい。ドラムヴォーカルなんだ。グルーヴが地に付いていて、なかなかいい感じ。日本語か英語かわからない歌詞もよし。勝手にCHARのアルバムを思い出した。

sleepy.ab 『archive』

archive
「.ab」は発音せずに「スリーピイ」と読むそうだ。札幌のバンド。花曇りが似合うシューゲイザー

Guitar 『Tokyo』

Tokyo
これはドイツ人ミュージシャンのユニット。
上でサラッと使ってみたが、実は「シューゲイザー」という言葉をこの齢になってはじめて知った。マイ・ブラディ・ヴァレンタインということは、『ヘッド博士の世界塔』か。マイブラは残念ながらナップにはないので、掘り下げて行ったら突き当たったアルバム。もっともこれは、3枚目にしてちょっと毛色が違うのらしい。しかし、これはめっけもんだった。ジム・オルークの『ユリイカ』を思い出した。1st、2ndと遡ってみたくなった。

The Telephones 『JAPAN』

JAPAN
米米クラブをロック寄りにしたような感じ、がした。ファンクの楽しい部分が出ているような。

mass of the fermenting dregsmass of the fermenting dregs

mass of the fermenting dregs
ギターの轟音と高音のヴォーカルが溶け合っていい感じ。

椿屋四重奏 『深紅なる肖像』

深紅なる肖像
これは特集とは関係なし。
四人囃子みたいなのかな?と思って落としてみたが、だいぶ違った(笑)。Wikiによれば、代表メンバーはORIGINAL LOVEに影響を受けたともあるので楽しみに聴いてみたのだが、なにか一味足りない。いや、つまらないというのではなくて、やっていることの面白さ(艶っぽさというか)が紙一重隔たされて聞こえてくる。自分の側になにかあとワンポイントあれば、響いてくれそうなのだが。