The Police『Outlandos d'Amour』

Outlandos D'Amour (Dig)
ポリスのファースト。「レゲエの影響を受けたイカしたパンクバンドが登場!」という当時の評価そのまんまのアルバムだった。もちろん褒め。今聴いてもホント、カッコイイ。たったのトリオ編成で、これだけ色艶のある音楽を奏でているのだから信じられない。1〜3曲目の流れもいいけど、「キャント・スタンド・ルージング・ユー」にトドメを刺されるね。

当然次は「Message In A Bottle」の入った『白いレガッタ』を…と思ったら、ナップスターにはなかった。仕方なく、一個飛ばしで『asin:B000J234T8:title』をダウンロード。あ、よく見ると、『シンクロニシティー』もないよ…。よく見たらありました。「ポリス」で検索した結果。ナップスターの検索は難しいよ。

今日のダウンロード

Zenのプレーヤーの調子が悪かったので、ハードリセットをした。今までのダウンロード分が全部パー…ということはなくて、PC側のナップスターソフトの方にすべて情報は残っているので、転送のやり直しだけで済んだ。それにしても、充電池をハズしながらリセットするというやり方は、なんだかおっかない。

で、今までのはすべてリセットして、これまで聴いた中から気になったものを新たに入れなおした。

ずっと気になっていたけれど、買う機会のなかった「Maroon5」 THE WORLD IS MINE

ナップスターにランダムに選ばれた中で気に入った「Maze」 NYC Ghosts & Flowers

別のアルバムを聴きたくなった「くるりSONGS ABOUT JANE

別のノイズが聴きたくなった「SONIC YOUTHInspiration / Joy & Pain

Beyonce『Dangerously In Love』

デンジャラスリィ・イン・ラヴ
「ディーヴァ」系の音楽は普段ほとんど聴かない。だからこそ、この機会に聴いてみる。'Crazy In Love'のサンプリングリフはなかなかに格好よいと思っていたが、元ネタがわからなかった。「もし、あれに元ネタがないのなら、一生ビヨンセを追っかけてもいい!」とまで思っていたが、やっぱりソウルのなにかであるようだ(歌い人知らず)。ホッとしたようなガッカリとしたような?
アルバムを通して聴いて思ったのは、アイドル歌謡とは思えないほどの(って、そうじゃないのか?)音の緻密さ、完成度の高さ。やっぱメリケンのやることは違うやね。こういうのを易々とやっているように聴かせるんだから。そういえば昔、マライア・キャリーの2ndを聞いたときも同じように思った。
前半と後半で印象が違う。後半はダレる感じ。素直に「歌」を聞けばいいのか?

  • Radiohead
  • Elvis Costello(あるんだけど、4枚だけなのが寂しかったので)
  • The Band(理由同上)
  • Micheal Jackson のモータウン時代("Off The Wall"聴きたかったのに)
  • 安室奈美恵(せっかくなので、この機会に聴いてみたかった)
  • 宇多田ヒカル (購入専用のみ。せっか(以下同)。日本国民の数%もの人が買ったというあのアルバムは、我が家にはありません。)

クラシック関係の検索

少し気を入れて調べてみたが、メタル並みに充実。演奏家に拘らなければ、ある程度の曲は聴けるような感じだ。Naxosレーベルが入っているのが大きいようだ。
そういえば、田島も「ドビュッシーやメシアン」なんて話をしていたがメシアンなんて17枚組全集があるから、ほとんどの曲がある(!)。『鳥のカタログ』あたりは、いつもCD屋で恨めしく眺めていただけに(7500円もするのだ)、こんなに痛快なことはない。メシアン:鳥のカタログ

マーラーブルックナーショスタコーヴィチ交響曲全集があった。

問題は2つ。トラックが楽章単位で入っているので、曲がわかりづらい(「アレグレット」など、テンポ指定のまま)。もうひとつ、英語表記で検索をかけなければ、「宝の山」にはたどり着けない。昔、池袋のWAVEで輸入盤漁りしていた経験が、こんなところで活きてくるとは。

マイルス・デイヴィス『Doo-Bop』

Doo Bop
rararapocariさんの影響で聴いてみた。言うまでもなく、思いっきりパソコンで聴いてます(笑)。
「マイルスの最後はヒップホップだった」というのは、訃報をリアルタイムで経験しただけに知っていたが、実際に聞いたのははじめて。すごくかっこいい。アシッドジャズみたい、という表現はやはり陳腐&失礼なんだろうな。それにしても、「もし生きていたら…」と、こんなにも未来を想像させる作品は、「遺作」としては最高の形なのではないだろうか。(不謹慎な話だが)田島の「遺作」もこんな風であってほしい(遠い遠い未来のお話です)。

Slayer 『Reign in Blood』

Reign in Blood
スラッシュ四天王のひとつ、スレイヤーも恥ずかしながら聴いていなかったミュージシャンの一つなのだが、ナップのおかげでようやく聴けた。評判どおりの怒涛の名盤。刻まれるギターの音が、耳元で物理的な感触となる快感!(オリジナル・ラヴ関係でここにたどり着いている人々には、不快感でしかないのだろうが…。)そして「早い」だけではない。ブレイクや緩いところを緻密に計算して配置しているし、メロディも美しい。なんていうか、まったくムダがない。完璧な音楽を聴く幸せ。
エムザ有明の閉館公演が彼らで、もはや修復不可能なほどメチャクチャに破壊していったとかいかなかったとか…。