The Police『Outlandos d'Amour』
ポリスのファースト。「レゲエの影響を受けたイカしたパンクバンドが登場!」という当時の評価そのまんまのアルバムだった。もちろん褒め。今聴いてもホント、カッコイイ。たったのトリオ編成で、これだけ色艶のある音楽を奏でているのだから信じられない。1〜3曲目の流れもいいけど、「キャント・スタンド・ルージング・ユー」にトドメを刺されるね。
当然次は「Message In A Bottle」の入った『白いレガッタ』を…と思ったら、ナップスターにはなかった。仕方なく、一個飛ばしで『asin:B000J234T8:title』をダウンロード。あ、よく見ると、『シンクロニシティー』もないよ…。よく見たらありました。「ポリス」で検索した結果。ナップスターの検索は難しいよ。
Beyonce『Dangerously In Love』
「ディーヴァ」系の音楽は普段ほとんど聴かない。だからこそ、この機会に聴いてみる。'Crazy In Love'のサンプリングリフはなかなかに格好よいと思っていたが、元ネタがわからなかった。「もし、あれに元ネタがないのなら、一生ビヨンセを追っかけてもいい!」とまで思っていたが、やっぱりソウルのなにかであるようだ(歌い人知らず)。ホッとしたようなガッカリとしたような?
アルバムを通して聴いて思ったのは、アイドル歌謡とは思えないほどの(って、そうじゃないのか?)音の緻密さ、完成度の高さ。やっぱメリケンのやることは違うやね。こういうのを易々とやっているように聴かせるんだから。そういえば昔、マライア・キャリーの2ndを聞いたときも同じように思った。
前半と後半で印象が違う。後半はダレる感じ。素直に「歌」を聞けばいいのか?
クラシック関係の検索
少し気を入れて調べてみたが、メタル並みに充実。演奏家に拘らなければ、ある程度の曲は聴けるような感じだ。Naxosレーベルが入っているのが大きいようだ。
そういえば、田島も「ドビュッシーやメシアン」なんて話をしていたが、メシアンなんて17枚組全集があるから、ほとんどの曲がある(!)。『鳥のカタログ』あたりは、いつもCD屋で恨めしく眺めていただけに(7500円もするのだ)、こんなに痛快なことはない。
マーラー、ブルックナー、ショスタコーヴィチも交響曲全集があった。
問題は2つ。トラックが楽章単位で入っているので、曲がわかりづらい(「アレグレット」など、テンポ指定のまま)。もうひとつ、英語表記で検索をかけなければ、「宝の山」にはたどり着けない。昔、池袋のWAVEで輸入盤漁りしていた経験が、こんなところで活きてくるとは。
マイルス・デイヴィス『Doo-Bop』
rararapocariさんの影響で聴いてみた。言うまでもなく、思いっきりパソコンで聴いてます(笑)。
「マイルスの最後はヒップホップだった」というのは、訃報をリアルタイムで経験しただけに知っていたが、実際に聞いたのははじめて。すごくかっこいい。アシッドジャズみたい、という表現はやはり陳腐&失礼なんだろうな。それにしても、「もし生きていたら…」と、こんなにも未来を想像させる作品は、「遺作」としては最高の形なのではないだろうか。(不謹慎な話だが)田島の「遺作」もこんな風であってほしい(遠い遠い未来のお話です)。