酒:限定醸造アサヒ本生
理由:もらいもの

http://www.asahibeer.co.jp/hon-nama/umaicp/

シール6枚分も本生を呑むことのできない*1自分がどうして手に入れたのかといえば、当選した上司からいただいた。ありがとうボス!

嬉しいことは嬉しかったのだが、正直に言うと、あまり溜飲は下がらなかった。パッケージの色からしてもうシュヴァルツでないことは明らかで、アサヒの黒生のような半端なデュンケルの味、しかも本生…と決め付けていた。こういう機会でもなければ飲むことはなかったろうことにだけ、感謝していた。

実際に開けてみると想像以上に黒い。ピンボケでもうしわけないが、写真右とのレギュラー本生と比べてみると、その黒さも想像が付くだろう。かなりブラックに近いブラウンだ。光にかざしたときの透明度もわずかだった。

味は、シャープな苦味とカラメルの甘さが中心。本生のボディのなさは、濃色モルトが支えてくれている。個人的な勝手な想像だが、たぶんローストバーレイを使っているのだと思う。口に含んだときの印象が、ヱビス黒と似ている*2
後味はさすがに発泡酒。かすかなカラメルの余韻を残して、さーっと味が消えていく。ただ、その消え方があまりに呆気ないので、そこに物足りなさを感じた。最初の印象と後の印象が違う点の面白さは評価できるが、もうちょっといい余韻が欲しいところだ。でも、キリンの極生黒よりは、まとまりがいいビールだと思う。

製品になったら買う? うーん。それよりアサヒスタウトをもっと流通させてほしいなぁ。*3

*1:途中でイヤになって挫折してしまいます…。

*2:ヱビス黒もローストバーレイを使っていると睨んでいるのだが…。

*3:発泡酒系の感想っていつもこんな感じのオチだな。