ビールとプリン体

プリン体を気にしているようでは真の呑兵衛とはいえないのであるが、なぜビールだけがやかましく言われるのか、ビールと他のお酒とどのくらい違うのか、ということが気になって*1調べてみた。

http://www.higasiguti.jp/100/purin.htm

下の方に「アルコール」の含有量がまとめられている。本当にビールだけまったく数値が違うのがわかる。ビールの「E社」ってどこ!?*2とか、地ビールの「O社」「U社」「M社」が激しく気になる*3のは瑣末なことに過ぎない。

麦ではなく麦芽プリン体が多く含まれていることが、数値からわかる。「地ビール」が「ビール」よりも数値が高くなっている理由はそのためだ。普通の「地ビール」製品は副原料をあまり使わないので、麦芽の量が多くなっているのである。また、ヴァイツェンは小麦を使うから、たしかに数値が若干低くなっている。同様の理由で、麦芽の使用量が少ない発泡酒がビールよりも数値が低いのも納得。
かたや同じ麦芽が原料でも、蒸留してウィスキーになると数値が減るのがまた面白い。そうか、シングルモルトならプリン体を気にせず呑んでいいんだ!…おっと、真の呑兵衛はそんな瑣末事は気にしないんだっけ。

他の食材に目を向けると、よく言われるけれども、納豆はたしかに多いんだね。それに白米も比較的多い。「ビールよりも白いご飯のほうがプリン体が多いんだぜ!」というのはなにかの言い訳に使えそうだ*4

ビールは、他の食品と比べて特別プリン体が多いわけではない。しかし、酒の中では断然含有量が多く、量を重ねてしまうと問題が起きかねない、というのが正しい認識か。

ま、こんな細かいことを気にしすぎるような性格ほど痛風になりやすいらしいんだけどね。

*1:言い訳ではない!と自分に言い聞かせていたりして。

*2:ヱビス

*3:オホーツク?梅錦?と何だ? 両国の病院だけにポパイで調べたのか知らん。

*4:もちろんこれは詭弁である。ビールをたったの100gで満足できるような人なら最初から問題はない。